タルキール覇王譚特別レビューへようこそ!
このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ!」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい!
それではさっそく第二回のテーマを紹介しよう!
血の暴君、シディシ
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スゥルタイのカンである彼女はあらゆる死者をゾンビとして使役するネクロマンサーでもある。カードとしての性能もそんな彼女の性質を色濃く反映しており、墓地リソースの増大とそれに伴う2/2トークンの量産を同時に行うものだ。
戦場に出たときと攻撃時の両方で誘発する能力を見ると、誰もがかのタイタンを想起するだろう。一回の重みと言う面ではさしもの彼女もタイタン達には敵わないが、タイタンと同じ頻度で誘発するというのは一見した時よりもずっと強力なものだ。
昨日レビューしたサルカンと違い、彼女は非常にシナジーを重視したカードである。単体で運用しても全く無力と言う訳ではないが、彼女が光り輝くのは継続的に墓地を肥やし続ける事の出来るスゥルタイ的なデッキである。
このデッキは前環境にあったBGドレッジデッキをベースにしているが、その実まったく新しいデッキだと言えるだろう。軽量の墓地肥やしカードと重い墓地利用カードの組み合わせこそBGドレッジと同じだが、このデッキの主役は明らかにシディシだ。
シディシを活用する際に留意すべき事は「一度のイベントで何枚のクリーチャー・カードが墓地に置かれたとしても、出てくるゾンビは1体だけ」と言う点である。つまり彼女の能力を最大限に活用するためには少しずつ何度もカードを墓地に送るシステム作りであり、《ニクスの織り手/Nyx Weaver》と《ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact》はそれに完全に合致する。
そしてシステムが動き出し、ゾンビ軍団が盤面を制圧し始めたら大いなる《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》の出番だ!こいつの能力は対戦相手だけでなく自分に対しても起動する事が出来る!ゾンビトークンや《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》など、このデッキにはパワーが低いクリーチャーが大量に存在するため、前述した「少しずつ何度もカードを墓地に送る」事が完璧に実行出来るのだ!あとは望むだけこれを繰り返して盤面をゾンビで埋め尽くし、ゾンビの大群で相手を蹂躙するだけだ!なんならあえて殴らずフィナックスの矛先を相手に向けなおすなんてのも楽しそうだぞ!
さて、このデッキを使う上で意識したいのがアブザン家のカンであるアナフェンザの存在だ。彼女がいる限り墓地にクリーチャー・カードが送られなくなるため、彼女は絶対に除去しなければいけない。なので貴重な除去枠は魅力的なスゥルタイの魔除けではなく実直的な英雄の破滅を採用すべきだろう。ドローや帰化効果の誘惑よりも、しっかりと除去すべき対象を除去できるカードを選ぶことはとても大切な事だと覚えておいてくれ!
今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。
それではまた明日!
文章:ネタ蒔き時
このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ!」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい!
それではさっそく第二回のテーマを紹介しよう!
血の暴君、シディシ
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(1)(B)(G)(U)
伝説のクリーチャー ナーガ・シャーマン
3/3
血の暴君、シディシが戦場に出るか攻撃するたび、あなたのライブラリー一番上から3枚のカードをあなたの墓地に置く。
クリーチャー・カードが1枚以上あなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれるたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
スゥルタイのカンである彼女はあらゆる死者をゾンビとして使役するネクロマンサーでもある。カードとしての性能もそんな彼女の性質を色濃く反映しており、墓地リソースの増大とそれに伴う2/2トークンの量産を同時に行うものだ。
戦場に出たときと攻撃時の両方で誘発する能力を見ると、誰もがかのタイタンを想起するだろう。一回の重みと言う面ではさしもの彼女もタイタン達には敵わないが、タイタンと同じ頻度で誘発するというのは一見した時よりもずっと強力なものだ。
昨日レビューしたサルカンと違い、彼女は非常にシナジーを重視したカードである。単体で運用しても全く無力と言う訳ではないが、彼女が光り輝くのは継続的に墓地を肥やし続ける事の出来るスゥルタイ的なデッキである。
スゥルタイ・ドレッジ
32/Creatures
4《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4《森の女人像/Sylvan Caryatid》
4《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
4《ニクスの織り手/Nyx Weaver》
3《苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction》
4《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant》
2《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix》
3《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》
2《定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals》
2《死滅都市の悪鬼/Necropolis Fiend》
3/Planeswalkers
3《ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact》
3/Spells
3《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
22/Lands
4《神秘の神殿/Temple of Mystery》
4《疾病の神殿/Temple of Malady》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2《沼/Swamp》
1《島/Island》
このデッキは前環境にあったBGドレッジデッキをベースにしているが、その実まったく新しいデッキだと言えるだろう。軽量の墓地肥やしカードと重い墓地利用カードの組み合わせこそBGドレッジと同じだが、このデッキの主役は明らかにシディシだ。
シディシを活用する際に留意すべき事は「一度のイベントで何枚のクリーチャー・カードが墓地に置かれたとしても、出てくるゾンビは1体だけ」と言う点である。つまり彼女の能力を最大限に活用するためには少しずつ何度もカードを墓地に送るシステム作りであり、《ニクスの織り手/Nyx Weaver》と《ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact》はそれに完全に合致する。
そしてシステムが動き出し、ゾンビ軍団が盤面を制圧し始めたら大いなる《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》の出番だ!こいつの能力は対戦相手だけでなく自分に対しても起動する事が出来る!ゾンビトークンや《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》など、このデッキにはパワーが低いクリーチャーが大量に存在するため、前述した「少しずつ何度もカードを墓地に送る」事が完璧に実行出来るのだ!あとは望むだけこれを繰り返して盤面をゾンビで埋め尽くし、ゾンビの大群で相手を蹂躙するだけだ!なんならあえて殴らずフィナックスの矛先を相手に向けなおすなんてのも楽しそうだぞ!
さて、このデッキを使う上で意識したいのがアブザン家のカンであるアナフェンザの存在だ。彼女がいる限り墓地にクリーチャー・カードが送られなくなるため、彼女は絶対に除去しなければいけない。なので貴重な除去枠は魅力的なスゥルタイの魔除けではなく実直的な英雄の破滅を採用すべきだろう。ドローや帰化効果の誘惑よりも、しっかりと除去すべき対象を除去できるカードを選ぶことはとても大切な事だと覚えておいてくれ!
今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。
それではまた明日!
文章:ネタ蒔き時
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