◇◆【ENNDAL通信室】◇◆タルキール覇王譚特別レビューvol.4「戦名を望む者」
タルキール覇王譚特別レビューへようこそ!
このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ!」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい!

それではさっそく第三回のテーマを紹介しよう!

戦名を望む者
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(1)(R)
クリーチャー 人間・戦士
2/1
強襲―このターンにあなたがクリーチャーで攻撃していたなら、戦名を望む者は+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
戦名を望む者はパワーが1以下のクリーチャーによってはブロックされない。

コンパクトなボディに包まれた強靭な刃。アグロデッキの使うクリーチャーとはかくあるべきと言う見本のようなカードだ。少し昔からマジックを遊んでいるプレイヤーにとっては、《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》や《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》を思い出すだろう。彼女はまさしくそれらの後継者であり、今後の赤いアグロデッキの2マナ域を埋めてくれることだろう。

彼女を上手に使うためには若干の工夫が必要になる。近代マジックにおいて2マナ2/1は戦力たり得ないため、確実に3/2として戦場に出せるよう1マナ域のクリーチャーを意識的に採用する事が大切だ。その1マナ域についても、環境にはびこるであろう《森の女人像/Sylvan Caryatid》《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》のコンビに対してある程度でも耐性を持つクリーチャーを選びたい。

そうして出来たのがこれだ!
マルドゥ・モノレッド
33/Creatures
4《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen》
4《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr》
2《激情のゴブリン/Frenzied Goblin》
4《戦名を望む者/War-Name Aspirant》
4《国境地帯の匪賊/Borderland Marauder》
4《軍団の伏兵/Hoard Ambusher》
4《モーギスの軍用犬/Mogis’s Warhound》
4《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
3《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》

7/Spells
3《タイタンの力/Titan’s Strength》
4《かき立てる炎/Stoke the Flames》

20/Lands
20《山/Mountain》

現在スタンダードで流行しているラブルレッドをベースに、タルキール覇王譚からの新カードとして軍団の伏兵も採用している。こいつはほぼ無料とも言えるほどの軽い変異コストを持ち、そのターンの戦闘をがらりと変貌させてくれるだろう。

また《モーギスの軍用犬/Mogis’s Warhound》は現在過小評価されているカードの1枚だ。太古の昔、テンペストブロック構築で行われたプロツアーシカゴにおいて、David Priceは赤単アグロに《巨人の力/Giant Strength》を入れるというシークレット・テクを採用し、並み居る《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》の海を制して優勝した。それから16年経った今、赤単アグロが置かれているポジションは当時と驚くほど近似している。より硬く進化を遂げた《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》によって環境は支配されており、それを突破するための手段として最新鋭の《巨人の力/Giant Strength》である《モーギスの軍用犬/Mogis’s Warhound》を使うことは実に自然な流れだろう。後手3ターン目に登場した《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》の返しで《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》に《モーギスの軍用犬/Mogis’s Warhound》を授与する場面を想像してみてほしい。赤単にとって至福の瞬間がそこにあるはずだ。

今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。

それではまた明日!



文章:ネタ蒔き時

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