このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ！」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい！
それではさっそく第七回のテーマを紹介しよう！
軍族の雄叫び
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(2)(R)
ソーサリー
このターンにあなたが次にインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
強襲―このターンにあなたがクリーチャーで攻撃していたなら、このターンにあなたが次にインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えたとき、その呪文を追加でコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
ああ《Fork》よ！
《Fork》は何時だって赤単プレイヤー達のロマンであり、《火炎破/Fireblast》とのデュエットは数多のプレイヤーを焼き尽くしてきた。それから幾星霜、再びあのロマンを味わえる時が帰ってきたのだ！
たしかに《火炎破/Fireblast》はスタンダードに無いが、それでも《かき立てる炎/Stoke the Flames》は存在している。山２つを生け贄に捧げる事は出来ないが、代わりに４体のクリーチャーをタップする事で「ピッチ」する事が可能だ。
往年の《Fork》と違い、軍族の雄叫びは呪文を２度コピーする。つまり《かき立てる炎/Stoke the Flames》１枚で12点のダメージを叩きだす事になるのだ！新環境ではフェッチランドやダメージランドがスタンダードな存在となるため、何もしなくても相手のライフが18点程度になる事は少なくないだろう。となればすでに残りライフは６点程。赤いデッキにとって６点削る事など造作もないことだろう！
それでは今回のサンプルデッキを紹介しよう！
燃えよジェスカイ
20/Creatures
4《忠実なペガサス/Loyal Pegasus》
4《天空のアジサシ/Welkin Tern》
4《蒸気の精/Vaporkin》
4《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
4《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
16/Spells
4《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4《かき立てる炎/Stoke the Flames》
4《軍族の雄叫び/Howl of the Horde》
4《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
24/Lands
4《マナの合流点/Mana Confluence》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《神秘の僧院/Mystic Monastery》
2《平地/Plains》
2《島/Island》
赤単アグロとは違い、ジェスカイのアグロは飛行持ちクリーチャーによる継続的な打点を特徴としている。１マナ域は最低限の枚数に抑えられ、三色土地のタップイン処理を１ターン目に行いやすくしているのが特徴だ。
強襲はマルドゥの能力だが、飛行クリーチャーの多いジェスカイで運用する事でシナジーを形成するのは非常に面白い。
カマキリの乗り手は単純にフライヤーとして優秀なだけでなく、攻撃→強襲達成→軍族の雄叫び経由のかき立てる炎召集と言う一連の流れにおいて複数の役割を担える稀有な一枚だ。
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》は再びの登場となったが、今後の赤いアグロデッキ全般を支えるキーパーソンである。攻撃強制が他のゴブリンだけに限られている事がとにかく強く、トークンで攻撃しつつ本体で召集達成可能と言う点においてカマキリの乗り手と同様の活躍が期待できるだろう。勿論隙あらばジェスカイの魔除けで相手のブロッカーをどかしつつ強烈な一撃を叩きこむ事も可能だ！
今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。
それではまた明日！
文章：ネタ蒔き時
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