◇◆【ENNDAL通信室】◇◆タルキール覇王譚特別レビューvol.9「宝船の巡航」
タルキール覇王譚特別レビューへようこそ!
このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ!」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい!

それではさっそく第九回のテーマを紹介しよう!

宝船の巡航
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(7)(U)
ソーサリー
探査
カードを3枚引く。

マジック史に凛然と輝くパワーナイン、その中でも特に強力で人々を魅了してやまないのが《Ancestral Recall》だ。カード・アドバンテージと言うマジックの根本的なアドバンテージの面において絶対的覇者である《Ancestral Recall》は常にプレイヤー達の羨望の対象であり、数多くのリメイクカードが作られた。その多くは使用に耐えないものであったが、《祖先の幻視/Ancestral Vision》は元祖ほどの強さは勿論無いものの、多くの人々に愛されたカードであった。今日のテーマはそんな《Ancestral Recall》の最新版だ。

宝船の巡航の効果自体は《Ancestral Recall》と全く同じであり、注目すべきはそのコストにある。スタンダードであれば最低でも《集中/Concentrate》として使いたいし、レガシーであれば《行き詰まり/Standstill》として使うのが最低ラインだろう。レガシーでは墓忍びはポピュラーなカードであり、探査6以上でプレイする事は(他に墓地リソースを消費する可能性が低ければ)十分に可能だろう。

しかし墓地リソースは有限であり、宝船の巡航を採用する事は多くの場合他の何かをあきらめる事になる。《墓忍び/Tombstalker》や《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》と併用する事は事実上不可能と言っていいだろうね。

数あるデルバーデッキの中でも墓地利用頻度がゼロ、あるいは軽度のデッキと言われれば意外と絞られてくるが、その中でもドローとの相性が特に良いこのデッキをサンプルデッキとして紹介しよう!

UR宝船デルバー

12/Creatures
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》

30/Spells
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
2《宝船の巡航/Treasure Cruise》
4《稲妻/Lightning Bolt》
2《火+氷/Fire+Ice》
2《発展の代価/Price of Progress》

18/Lands
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《Volcanic Island》
2《島/Island》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》

僧院の速槍は今回のチャレンジ・カードで、毎ターン1回以上呪文を唱えられれば《ゴブリンの先達/Goblin Guide》を上回るパフォーマンスを発揮してくれる。最終的に《ゴブリンの先達/Goblin Guide》とどちらを使うかはまだ未知数ではあるが、せっかくの新規カードなのだからぜひとも使ってみてくれ!

今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。

それではまた明日!



文章:ネタ蒔き時

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