◇◆【ENNDAL通信室】◇◆タルキール覇王譚特別レビューvol.10「血に染まりし勇者」
タルキール覇王譚特別レビューへようこそ!
このコーナーでは公式にプレビューされたタルキール覇王譚のカード達から「これぞ!」と思うカードを選び、そいつをレビューしていくぞ。毎平日更新されるので、欠かさずチェックしてほしい!

それではさっそく第十回のテーマを紹介しよう!

血に染まりし勇者
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(B)
クリーチャー 人間・戦士
2/1
血に染まりし勇者ではブロックできない。
強襲―(1)(B):あなたの墓地にある血に染まりし勇者を戦場に戻す。この能力は、このターンにあなたがクリーチャーで攻撃していた場合にのみ起動できる。

黒い1マナパワー2クリーチャーの歴史は古く、初めてトーナメントに姿を見せたのはテンペスト発売時まで遡る。《肉占い/Sarcomancy》と《カーノファージ/Carnophage》は《暗黒の儀式/Dark Ritual》と共に当時の黒を定義するクリーチャー達であり、多くのプレイヤーにとって非常に印象的なカード達であった。

それ以降、黒にはたびたび1マナパワー2クリーチャーが登場してきたが、その中で最も人気を集めたカードといえば闇の隆盛で登場した《墓所這い/Gravecrawler》だろう。単なる序盤の打点としてだけではなく、サクリファイスし続ける事が可能な再利用性の高さが評価され、多くのデッキに採用された。

そして今日のレビューカードもそんな《墓所這い/Gravecrawler》の血を引くカードだ。基本的なスペックは《墓所這い/Gravecrawler》と同じであり、違うのは再利用するための条件である。《墓所這い/Gravecrawler》がゾンビをコントロールしていなければいけなかったのに対し、血に染まりし勇者はクリーチャーで攻撃し続ける事を要求している。どちらの方が達成しやすいかはさておき、その条件が容易に達成可能であることは疑いようのない事実だろう。

すでにスタンダードには《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》が存在しており、攻撃し続ける事はあまりにも容易い。そして《墓所這い/Gravecrawler》が《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》と共にあったように、こいつにもベストなパートナーが存在する。さぁサンプルデッキの紹介だ!

マルドゥアグロ

26/Creatures
4《苛まれし英雄/Tormented Hero》
4《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》
4《刃の隊長/Chief of the Edge》
4《戦名を望む者/War-Name Aspirant》
4《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
4《軍族の解体者/Butcher of the Horde》
2《兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher》

2/Planeswalkers
2《不動のアジャニ/Ajani Steadfast》

8/Spells
4《騎乗追撃/Ride Down》
4《マルドゥの魔除け/Mardu Charm》

24/Lands
4《マナの合流点/Mana Confluence》
4《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
4《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4《遊牧民の前哨地/Normad Outpost》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《山/Mountain》
2《沼/Swamp》

戦士テーマのアグロデッキをベースに、軍族の解体者による奇襲を加えたアグロデッキだ!マルドゥの名に恥じぬ超攻撃的デッキを一度お試しあれ!

今日はここまでだ。明日以降も様々なカードをレビューしていく予定なので、レビューしてほしいカードがあれば是非コメント欄で教えて欲しい。何か質問があればそれもコメントしてくれれば答えられる範囲でお答えしよう。

それではまた明日!



文章:ネタ蒔き時

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